Question
屋根は上から降り注ぐ日光から建物を保護してくれる重要な役割を持っています。その保護機能を高めるために必要なのが屋根塗装です。しかし、塗料には耐久年数があります。耐久年数を超えてくると日光や雨風によって徐々に徐々に劣化が進んでしまいます。特に、屋根材の割れ・浮きなどはその隙間から雨水が建物内に侵入してしまい、雨漏りの原因になってしまうので、家を守るためにはこのような劣化症状が出たら塗り替えが必要です。中々屋根を確認するのは難しいと思いますので、新築時から10年経過したあたりで一度屋根の状態を調査してもらうのがおすすめです。
Roof Types & Repair Methods
屋根には塗装できる屋根、塗装できない屋根、塗装してはいけない屋根など種類があります。屋根の修理や状態によって補修方法が異なりますので、適切な補修方法を選ぶ必要があります。
塗装できる屋根
塗装できる屋根材は主に4種類。それぞれ劣化してしまうと耐久性や防水性が低くなるので、屋根材の劣化を進行させないために屋根塗装を行って屋根材を塗膜で保護する必要があります。
薄い粘板岩を加工した屋根材。広く普及していますが耐久性が低いので定期メンテナンスが必要。
1970年代に安価な屋根材として普及。劣化すると水を吸い込んで割れやすくなってしまう。
1970年代に普及したコンクリート瓦。劣化しないよう塗膜で保護する必要があります。
トタン屋根、ガルバリウム鋼板などがあり、軽くて丈夫ですがさびやすい傾向にあります。
塗装できない屋根・してはいけない屋根
含水率の低い粘土瓦は雨水を吸い込むことがないため、塗装は必要ありません。しかし、瓦自体のズレ・割れは発生しますので漆喰のメンテナンスは行った方が良いでしょう。
屋根の劣化がひどい場合は塗装を行っても剥がれてしまうので屋根の葺き替えやカバー工法での補修がおすすめです。また、一部の屋根材の中には非常に脆く割れやすいものもあるので注意が必要です。
Construction flow
1
春日井リペイントではドローンなどは使わず、一軒一軒しっかり屋根まで上がって確認しています。映像越しではなく目で確認しているので正確な状態を調査することが可能です。
2
家の状態に合わせた塗装プランを計画し、お見積りと合わせてお客様にご提出致します。ご納得いただけたら工事日を決定し、工事に入っていきます。
3
工事に入る前に近隣住民の方にご挨拶を行います。一軒一軒まわってご挨拶を行いますが、不在の場合は挨拶状をポストに投函しています。その後に工事のための足場工事を行います。
4
窓や扉などを汚さないように、あらかじめ養生テープで保護していきます。養生をきちんと行うことによって、塗料の飛散を防ぎ、塗装作業の効率を高めることができます。
5
シーリング剤にはオートンイクシードを使用しています。耐久年数が30年のため、外壁より先にシーリングが劣化してしまう心配もなく、長期的に家を守ります。
6
スレート屋根にひび割れが発生している場合はタスマジック補修(画像参照)を行ってひび割れを綺麗に補修します。その後、屋根材の間に隙間を開けるためのタスペーサーを挿入します。
7
一級塗装技能士が下塗り・中塗り・上塗りの三段階で塗装を行います。塗装は下塗り剤の選定が重要で仕上がりや持ちに影響するため、お客様のお家によって最適な下塗り剤を選定して使っています。
8
煙突や破風、鼻隠しなどの付帯塗装もしっかりと紙やすりで表面を整えてから塗装作業を行っています。
9
全ての作業が終わった際は清掃を行い、お客様と一緒に最終チェックを行ってからお引き渡しになります。細かな作業工程に関しては写真付きの完了報告書をお渡ししています。
Fire insurance support
春日井リペイントでは火災保険対応も行っています。「台風で屋根材が割れてしまった」などの自然災害によって屋根が破損してしまった場合は火災保険が適用になります。ただし火災保険の適用に関して「3年以内に申請する」という条件が定められているため、3年を超えてしまうと適用外になってしまいますので、適用外になる前に申請を行いましょう。
火災保険が適用されやすい症状
屋根材 | ズレ | 割れ | 浮き | 剥がれ | 破損 |
---|---|---|---|---|---|
スレート屋根 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
瓦屋根 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ||
金属屋根 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |