2021.02.09
ケレン作業について
どうも皆さんこんにちは。株式会社春日井リペイントの森です。
今日は『ケレン作業』についてお話ししようと思います。
そもそもケレン作業とは何なのか、とよくご質問をいただきますが、
実はこのケレン作業は外壁塗装の仕上がりを左右するとても重要な工程となります。
①表面の異物を除去する作業
ケレン作業とは簡単に説明すると『外壁の表面の異物を取り除く作業』のことで、『下地調整』とも呼ばれます。
外壁塗装ではまず外壁表面の汚れをバイオ洗浄と高圧洗浄で綺麗にします。
しかし金属部にこびりついたサビや古い塗膜などはバイオ洗浄、高圧洗浄でも落とせないことがあります。
そのため洗浄の後に落とせなかった汚れを取り除くためにケレン作業が行われます。
汚れやサビが手で剥がせるようであればケレン作業は大掛かりな作業にはなりません。
しかしサビが成長して膨れ上がっていたり、外壁材や金属部材の深部まで進行していたりする場合は
必要性に応じて電動工具などを使って時間をかけて除去しなければなりません。
②外壁表面を滑らかにする作業
ケレン作業は主に屋外にある鉄部、金属製の手すりや、屋根の板金や破風、鼻隠しといった付帯部のサビ除去を
目的として行われますが木材やサイディング材でも表面処理作業の一環として行われます。
外壁塗装をムラなく均一な仕上がりにするためには外壁表面の凹凸や劣化損傷をできるだけ補修しておかなければなりません。
③ケレン作業の目的
ケレン作業を行う目的と重要性をまとめると以下のようになります。
・塗料を長持ちさせる
どんな丈夫な塗料でもサビや汚れなどの異物の上から塗ってしまうとその異物が下から
塗膜状態に悪影響を及ぼしてしまい長持ちしなくなってしまいます。
例えばサビを残したまま塗料を塗ってしまうとサビは塗膜の下で成長し続け、
次第に塗膜を食い破る可能性があります。
いかに強力な防錆剤を塗布してもサビを根本から除去しなければ外壁は何度もサビの脅威にさらされることになってしまうのです。
・塗料の密着性をよくする
汚れなどを外壁表面に残したまま塗料を塗ると汚れに邪魔されて外壁と塗料が密着できなくなってしまいます。
塗料がしっかり外壁に付着できないと付着してない箇所から塗膜剥離が発生したり塗面に傷や割れが生じやすくなって
雨水が浸水したりすることがあります。
特に塗装の最初に使う下塗り塗料がしっかり外壁に付着できていなければ下塗り塗膜がしっかり形成されず、
塗膜内部ももろくなりその上から塗る中塗り用や上塗り用塗料も耐久性を落としてしまいます。
ケレン作業で汚れやサビを除去しておかなければ、いかに優れた外壁専用の塗料でも脆弱塗膜となり、
その性能を発揮することはできません。
・塗膜の完成度を高める
ケレン作業によって凹凸がなく滑らかになった外壁は塗料をまんべんなく密着させることができます。
丈夫な塗膜で外壁をしっかり覆うことができればムラがなく発色もよい塗面で外壁が覆われ、
見た目も綺麗に、強力に保護することができます。
工程全体の中でも非常に重要な意味を持つ工程が今回ご紹介したケレン作業です。
塗装の完成度を高めるためにはケレン作業によって汚れや凹凸を取り除き、
滑らかな表面に仕上げておかなければなりません。
簡単に見えて実はとっても大事な作業なのです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
愛知県春日井市・小牧市・名古屋市守山区の
外壁塗装・屋根塗装・防水工事のご相談・お見積り依頼・建物診断は
株式会社春日井リペイントまでお問い合わせ下さいませ。
建物診断・お見積り作成はもちろん無料です。
皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。
インスタグラムはこちら↓
https://www.instagram.com/kasugai_repaint/?hl=ja
株式会社春日井リペイント